北里大学 医療衛生学部 合格 Aさん

未来への挑戦ストーリー

【合格】北里大学医療衛生学部
リハビリテーション学科

Aさん × 菊地先生

atama+で得た
「根拠のある自信」が合格のカギに

病気が原因で、夢だった看護師への道が断たれてしまったAさん。言語聴覚士という新たな目標を見つけ、3浪目の12月にatama+塾の扉を叩きました。2か月という超短期にも関わらず強い思いが後押しし、第一志望の北里大学に合格します。遠回りした3年間を正解に変えたAさんの受験期を振り返ります。

北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科 合格 : Aさん

北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科 合格 : Aさん
入塾:3浪目の12月
高校:拓殖大学紅陵高等学校
部活・課外活動:吹奏楽部、アパレルショップでのアルバイト

1ひとりで勉強する苦しさから
atama+塾へ

一途に目指していた
看護師の夢が断たれる

菊地先生

Aさんは現役の時も合格はしていましたが、浪人の道を選びました。この時目指していたのは看護師だったんですね。

Aさん

はい。もともとはお医者さんになりたかったんです。幼い時に骨折で入院したり、おばあちゃんの病院に付き添ったりした経験から、命と関わって直接誰かを助ける仕事は、責任も重いけれどその分やりがいもあるだろうなと思っていました。高校は部活の強さで選んだので医学部を目指せるような勉強はできなくて、それでお医者さん以外に病院で働ける仕事として看護師を目指しました。

菊地先生

浪人時代の勉強はどんな風に進めていましたか?

Aさん

基本的には、家にある参考書で勉強をしていました。ただ、大学に進学した同級生たちを見ていると勉強一色にはなれなくて、遊んでしまうときもありましたね。

菊地先生

1浪目の時に、今の進路につながる出来事がありました。話せる範囲で構いませんので、経緯を教えてもらえますか?

Aさん

先天的な股関節の異常が見つかったんです。病院で完治は難しいと言われ、看護師を目指すことは「(立ち仕事で歩き回るから)おすすめしない」と言われてしまって……。それが1浪目の10月頃のことです。それまで看護師になることしか考えていなかったから、進路が分からなくなってしまって、1浪目はどこも受験しませんでした。

菊地先生

絶対に看護師になりたいと考えていたのに、つらかったでしょう。

Aさん

無理してでも看護師になろうかとも思いました。いろいろ悩んで、結局もう1年考えることにしました。

自分のペースでできる
タブレット学習で心機一転

菊地先生

その後、どのようにして言語聴覚士にたどり着いたんですか?

Aさん

2浪目の4月に、母の看護師の友人が言語聴覚士のことを教えてくれました。「病院だけじゃなく教育や介護の現場でも活躍できるよ」とアドバイスをもらって、そこから大学を探し始めました。ただ、言語聴覚士を目指せる国公立大は全国でも広島大学しかなくて、実家から通えないのは厳しいなと。

菊地先生

関東圏では、いずれも私立大で7校ぐらいしかないんですよね。

Aさん

その中でいちばん有名で、学科試験のみだった北里大学を選びました。それで2浪目のときに受験したのですが不合格で、もう1年頑張ることにしました。

菊地先生

浪人生活に不安はあったと思いますが、不安に押しつぶされなかったのはなぜでしょう。

Aさん

周囲から遅れていて、この先どうしようという不安は常にありました。でも、親をはじめ周りにいる人がこの環境を許してくれて、「頑張ってみなよ」というスタンスでいてくれたので、焦らずに済んだと思います。

菊地先生

それはよかったですね。そして、お母様がatama+塾のチラシをAさんに勧めて、3浪目の11月に体験に来てくれました。atama+塾にビビッときたのはどういうところだったんでしょうか。

Aさん

開校したばかりだったのと、タブレット学習だったのが良かったです。学校でも授業中に寝てしまうことがあって、一斉授業型の塾は合わないなと思っていました。親もそれを知っていて、タブレット学習ならと思ったみたいです。

菊地先生

1浪目、2浪目の時は「塾には行かない」と言っていたそうですね。

Aさん

お金がかかるから行けないなと思っていたので、母が「atama+塾に行ってみたら?」と助け舟を出してくれて内心ほっとしました。自分ひとりで勉強するのはやっぱり大変だったので。

2atama+で
「根拠のある自信」を
積み重ねる

苦手な長文問題も、
解き方を知って克服

菊地先生

Aさんと最初に面談した時、すごくしっかりした印象を持ちました。行きたい大学と進路がはっきりしていましたし、浪人でひとりで勉強してきたということで、努力家だと感じましたね。

Aさん

受験までもう2か月しかなかったので、先生は困りませんでしたか?(笑)

菊地先生

確かに差し迫ってはいましたが(笑)、今回の入試に間に合わなかったら翌年のチャレンジも考えていると聞いていたので、Aさんの挑戦をぜひサポートしたいと思いました。入塾してからの勉強の進め方は、受験科目から相談して決めました。一般入試で英語は必須。あとは数学・理科・国語から2教科選ぶ形式でした。

Aさん

選択科目は、数学と国語で考えていました。

菊地先生

国語は点数が取れていたので、atama+塾では英語と数学を受講してもらいました。満遍なくやっている時間はなかったため、出題傾向の高い単元に絞りました。Aさんは英語の長文が苦手でしたね。

Aさん

頭から読む癖がついていて、時間内に解き切れないことが多かったんです。読んでいるうちに最初のパートの内容を忘れてしまって、また最初から読む……というのを繰り返していました。

菊地先生

長文の解き方はatama+で対応できるので、ひたすらatama+をやってもらっていました。

Aさん

長文の読み方や、長文問題に取り組む上で気をつけるべきところなど全部教えてくれるので、かなり時間短縮できました!

菊地先生

atama+塾に入る前と後とで、変化はありましたか?

Aさん

入塾前、現役や1、2浪目のときにもっていたのは、根拠のない自信だったんです。「朝から晩まで数学をやったんだから大丈夫」と思っていたんですが、不合格で……。atama+塾では正答率が具体的な数字で分かるから、「正答率が80%超えているから大丈夫」と根拠のある自信になりました。そもそも以前は、参考書の端から端まで全部やって、出題傾向も考えていませんでした。やらなくていいところも一生懸命やっていて、無駄も多かったと思います。

菊地先生

参考書の端から端までやり切れるのは、それはそれですごい努力ですよ。その土台があったから、入塾後も頑張れていたと思います。

スキマ時間も繰り返し勉強して定着

菊地先生

12月に入塾して1か月後には、英語と数学の予定していた範囲をすべて終わらせていました。これは驚異的な早さです。

Aさん

バイトで塾に来られない日もあったので、隙間時間にスマホでも勉強していました。朝起きてすぐとか、バイトの休憩時間とか。

菊地先生

ログイン状況がリアルタイムで分かるので、私も「あれ? Aさん今ログインしてる?」と驚いていました。1月からは苦手なところ、試験によく出るところをもう1回学習して、定着度を測る確認テストを繰り返していきました。

Aさん

同時に過去問を解いて、間違えたところはatama+で勉強し直していました。過去問は3年分やったかな。

菊地先生

過去問は入塾前に一度解いていますよね。atama+塾で解き直してみて、力がついた実感はありましたか?

Aさん

ありました! 自分で勉強していた時は、過去問を解いても「勉強したのに解けない」ということがありました。集中して1単元をやり込む勉強スタイルだったので、前に勉強した単元を忘れてしまっていたんだと思います。atama+塾ではまんべんなくやっていたせいか、「ここはやったことがあるし、わかる!」ということが増えた気がします。

菊地先生

繰り返し学習することでしっかり定着しましたね。そして入試の2週間前に解いた過去問は、数学が7割超え、英語が6割超えまでぐっと伸びました。ちょうど合格が見えてくるラインです。

Aさん

問題との相性が悪ければ不合格になるギリギリの線だったので、ヤバいと思っていました。特に英語は怖かったです。

菊地先生

たしかに合格の目安は3教科平均で7割超だったので、もう少し取れると安心という気持ちはよく分かります。これだけ伸びても冷静な目線を忘れず慢心しなかったのは、すごいことですよ。

33年間は無駄じゃなかった

新しい夢、
言語聴覚士をめざす

Aさん

2月2日の受験当日は本当に手応えがなくて、「終わったな……」と思っていました。

菊地先生

次の日は「落ち込んでいて行けません」と塾を休んでいましたね。本当に感触がなかったんだなと心配になりましたが、翌日には気持ちを立て直してくれました。2月7日の合格発表は、自宅で見たんですか?

Aさん

自宅のリビングで、時間ぴったりにひとりで見ました。

菊地先生

合格の連絡を受けて、国分寺校の先生全員で「よかったね!」と盛り上がっていました。ご家族も喜んでいたでしょう。

Aさん

母がいちばん「ほっとした」と言っていました(笑)。

菊地先生

これから言語聴覚士を目指しますが、現時点でどんな言語聴覚士になりたいというイメージはありますか?

Aさん

やっぱり病院で働きたいのでリハビリに携わりたいですが、子どもの療育も気になっています!

問題を解くことでしか自信はつかない

菊地先生

atama+塾に入ってみて、Aさんに合っていたところ、逆に大変だったところはありますか?

Aさん

ひとりでできるのと、正答率が目に見えてわかるのはすごく良かったです。ゲーム感覚の楽しさもあります。大変なところは、勉強時間が正確にわかってしまうので、サボるとばれるところです(笑)。だからこそ「やらなきゃ」という気持ちにつながりました。

菊地先生

そうですね。Aさんを見ていて、目標に合わせて必要な分をピンポイントで学習できるatama+は、浪人生にもぴったりだと感じました。Aさんの3年間を今振り返って、どういう時間だったと感じますか?

Aさん

当時はつらさのほうが大きかったですが、浪人したから言語聴覚士という仕事に出会えたことは間違いないし、結果的には良かったと思います。この3年間は無駄ではなかったです。

菊地先生

3年間を正解にできたのは、Aさんの頑張りがあったからです。「入塾後2か月で合格」というところだけ切り取ると、奇跡のように見えてしまうかもしれませんが、Aさんが継続して努力してきたベースがあっての合格だと思っています。最後に、これから受験する人に向けてAさんから伝えられそうなことがあれば、ぜひ教えてください。

Aさん

適度な息抜きは大切にしてください。あとは、どうしても不安になるけど、問題を解くことで自信をつけてくしかないので、目の前にある問題をひたすら解き続けることですね。頑張ってください!