未来への挑戦ストーリー
【合格】信州大学教育学部特別支援教育コース
Sさん × 井上先生
入塾後5か月の
スピード合格
誰よりも勉強して勉強への苦手意識を取り去っていったSさん。成績が伸びていく手ごたえを感じ、勉強への焦りがなくなったことで、秋には総合型選抜に挑戦することができました。松本駅前校・井上先生との振り返りでは、将来の夢のロールモデルが身近なところにあったというエピソードも飛び出しました。
信州大学教育学部特別支援教育コース 合格 : Sさん
- 入塾:高3の6月
- 高校:長野県松本深志高等学校
- 部活・課外活動:陸上部
1入塾後は誰よりも
勉強していた
こんなに短時間で習得できる……!
井上先生
Sさんは2歳上のお姉さんがatama+塾の卒業生で、高3の5月にご両親から勧められて来塾しました。最初、あまり乗り気じゃなかったんですよね(笑)。
Sさん
そうなんです、信州大学の教育学部に行きたいという気持ちはありましたが、まだ塾はいいかなと思っていました。
井上先生
6月の体験授業では「勉強はできない」と言いながらも、問題に正解するスピードは速かったです。やればのびるだろうなと感じました。でも、体験授業のあと入塾をせずに、「一旦考え直します」と。驚きはしましたが、よかったと思いました。自分がなぜ塾に通うかを納得して決めないと、やらされる感じになってつらいので。その8日後に入塾となりましたが、何が決め手になったんでしょうか。
Sさん
本気で学習を始めるのはもう少し先でいいかなと思っていたんですが、冷静に考えるとやっぱり受験生だからというのと、atama+塾はそれまで持っていた塾のイメージと違って、「わかっていないところを抽出してくれる」から、効率よく勉強できそうだと感じたんです。実際、体験授業の時にまるまる勉強していない単元に取り組んだのですが、びっくりするくらい短時間で習得できて、勉強への考え方が変わった部分もあるんです。
頑張ればなんとかなるかもしれない
井上先生
入塾してすぐの共通テスト模試では信大教育学部はE判定でしたが、ここから猛烈に学習時間を積み上げていきます。平日は塾では毎日4時間以上、土日はそれ以上勉強していましたね。数学と英語、8月からは化学基礎も受講していました。
Sさん
そんなに長時間やっている自覚はなかったですね。そういえば、急に頑張りはじめたせいか、腕に発疹ができました(笑)。
井上先生
その頑張りの結果、1か月後の記述模試は、共通テスト模試と合わせてB判定。一気に伸びましたよね。
Sさん
入塾してすぐの模試と比べて、「問題が解ける」感覚がありました。これは頑張れば合格するかもしれないと思うようになりました。
井上先生
実はSさんが合格するための計画は、その時点の成績からの逆算だったので、相当ハードな計画でした。でも、その計画通りに進めている様子を見ていたので「これは伸びる」と思いましたね。
Sさん
やっぱりハードな計画でしたよね(笑)。できる単元は一気にやって、難しい単元はそれなりに時間をかけるなど、自分の中で工夫しながらやっていました。
井上先生
Sさんは自分で時間をコントロールして進めることができていたので、進捗に関して僕からあれこれ言うことはなかったです。それでもかなりハードだったと思いますが、息抜きはどうしていましたか?
Sさん
本当にやりたくない時は、好きな漫画を読んだり遊びに行ったりしていました。atama+塾は自分のペースで学習できるので、変なプレッシャーもなく、勉強に対する苦手意識が刺激されなかったんだと思います。
2勉強への焦りがなくなり、
総合型選抜へ
力試しのつもりで受験
井上先生
8月頃に、9月にある信大の総合型選抜の話が出てきましたよね。
Sさん
母から「学校選抜型の前に力試しで受けてみたら?」と言われて、教育学部の特別支援教育コースを選びました。atama+塾で基礎をしっかりやって、勉強に対する焦りが少なくなっていたので、受けてみようという気持ちになれたと思います。
井上先生
たしか「いくつかあるテーマの中から、自分の関心があるテーマを選び、そのテーマに関する課題と解決策を5分ほどで発表する」というような試験でしたよね。
Sさん
そうです、そうです。私はテーマとして「先生の休職率と生徒の不登校」を選びました。解決策の根拠や自分の考えをしっかり出さなければならないので、準備が大変でした。学校の先生にも、井上先生にも見てもらいました。
井上先生
Sさんは自身でよくできていたので、僕がしたアドバイスは少しだけですよ。
事前の準備とアドバイスが当日いきた
Sさん
実は、井上先生のアドバイスと同じことを試験の時に聞かれたんです! 「先生の休職率と生徒の不登校は直結しないんじゃないか」と井上先生から問いかけられて、どう答えるか母と一緒に考えていたんです。
井上先生
そうそう、そういう質問しましたね。どのような答えになりましたか?
Sさん
今、人手不足が深刻な先生が休職すると、ひとりひとりの生徒への気配りができなくなってしまって、不登校につながることがあり得るんじゃないかと考えました。
井上先生
なるほど。「休職率と不登校に直接関係があるはずだ」と思いこまずに、少し広い視野で考えられたのが素晴らしいですね。ちなみに、試験本番は緊張しましたか?
Sさん
試験会場にいたのは60人前後でしたね。事前に準備していてよかったのは、パソコンとプロジェクターの配線をつなげる練習です(笑)。そこでまごつくと、焦ってしまって発表がダメになってしまうなと思っていたので。でも実は、当日は落ち着きすぎて座ったまま発表してしまって……。試験で友だちになった子からも、母からも「ふつう立つよ」と言われて、「やっちゃったなー……」と。
井上先生
そう言ってましたね(笑)。それでも、試験後にすぐに気持ちを切り替えて勉強を続けていたので、心配はありませんでした。
3春からは自分で選んだ
夢を追う
特別支援教育コースを選んだ理由
井上先生
総合型選抜で合格したものの、本当にこのコースに進むか少し考えたんですよね。
Sさん
学校の先生になりたいという気持ちは前からあって、日本史が好きなので社会の先生を希望していました。ただ総合型選抜では社会の先生になれるコースがなくて、この中なら特別支援教育かなと思って選びました。
井上先生
合格した時、お母様が「他にやりたいことがあるなら断ってもいい」とおっしゃってましたよね。本当にやりたいことを選んでほしい、そこは妥協してほしくないという気持ちがあったのかなと。特別支援教育コースへ進学する気持ちが固まったのはいつ頃ですか?
Sさん
特別支援教育コースを受けようと思ったのは高3の8月頃です。実際に進学すると決めたのは、合格後の11月です。母が特別支援の先生をずっとやっているんです。母にたくさん話を聞いたんですが、「それぞれの子どもに合う授業を見つけてやる気になってくれると楽しい」と言っていて、特別支援の先生にどんどん魅力を感じるようになりました。
井上先生
やりたいことを自分の中で考えるだけじゃなくて、実際に働いている人の話を聞くとイメージが膨らみますよね。お母さんにじっくりお話を聞けたのは本当によかったですね。ちなみに学校の先生になりたいという気持ちはいつ頃芽生えたんですか?
Sさん
高校に入った時に、妹やいとこに勉強を教える機会があって、教える楽しさに気づいたんです。これも実は母から「Sちゃんできそうだから、ちょっと教えてみて」と言われたのがきっかけです(笑)。
井上先生
じゃあ、将来の夢はお母様の影響が強かったのかな?
Sさん
いえ、「学校の先生になったら?」と言われたことはないんです。なりたいと思いはじめてから働く母を意識するようになりました。母は子どもに対する考え方が深いし、知識もあってすごいなって尊敬してます。
基礎を固めて、
時には戻る勇気を持つ
井上先生
話を受験勉強に戻しますが、勉強していて苦労したことは何ですか?
Sさん
数学の共通テスト形式に慣れなくて苦労しましたね。でも、atama+塾の共通テスト対策と学校の課題で対策できました。あとは英語の共通テスト形式もですね。これもひたすら何度も解いていたら、ある日模試が解けるようになってきたんです。英語は特に成績が上がりました。
井上先生
本当に努力していましたもんね。受験勉強を通して、改めて気付いたことや学んだことはありますか?
Sさん
「基礎が大事」ということですね。基礎を固めれば、理解できるようになるための近道だって思いました。解けない問題があっても、解説を読めばわかるんですよね。あとは、「わからない時はわかるところまで戻ることが大事」ってことですね。ただただ難しい問題をやるより、分からない原因を探したほうが、早くできるようになるんだなって思いました。
井上先生
自分の力で大事なポイントをつかみましたね。それでは、残りの高校生活も楽しみながら過ごしてくださいね。そして、大学でも様々なことを学んで、素敵な特別支援の先生になってくださいね。
Sさん
はい!大学ではしっかり勉強して、教師になるための資質も身につけながら、学生生活も思いっきり楽しみたいです!