

未来への挑戦ストーリー
【合格】東京科学大学歯学部
Mさん × 井上先生
苦しい時も
自分のペースでやり通して
中高一貫校に通うMさんは、定期テスト前に勉強はするものの、大学受験に向けた学力は定着していない危機感がありました。時に叱咤激励し、時に見守ってきた松本駅前校・井上先生とともに、繰り返し基礎へ戻ることをいとわず学習を続けました。ゆくゆくは歯科医になって地元に帰ってくることを目標に、6年間の大学生活へと今、踏み出します。
東京科学大学歯学部 合格 : Mさん

- 入塾:高2の11月
- 高校:松本秀峰中等教育学校
- 部活・課外活動:サッカー部
1ビシバシやれる
環境を求めて
学校の成績はよくても大学受験は厳しい
井上先生
Mくんは高2の11月にatama+塾に入塾しました。
Mさん
もともと映像授業の塾に通っていたのですが、あまり勉強に身が入っていなくて。大学受験を考えて、個別指導でビシバシやってくれる環境に身を置きたいと思いました。atama+塾は、理解の抜けもれがないかAIが診断してくれて、現状の学力がわかるのが新鮮でした。
井上先生
Mくんは、入塾時の診断でもほとんど正解していたので、難しい内容をやってもらいましたね。学校では、学年順位はどれくらいだったんですか?
Mさん
1学年80人で、定期テストの順位では10~15番くらいに位置していました。でも定期テストは詰め込み勉強をしていて、テストが終わると勉強内容が頭から抜けていたので、学力はついていない自覚がありました。
井上先生
そうだったんですね。Mくんは入塾当初の志望が医学部でした。お父様が歯科医師なので、医学の道へという気持ちはあったんですか。
Mさん
そうですね。医療系ならば、いちばん偏差値が高い医学部を目指そうという思いはありました。

高3までに基礎固めを終える
Mさん
atama+塾に入ってからは、英語と数学をメインに学習していて、あとは物理・化学・情報・地理も受講しました。高3になる前に、受験に必要な科目の全範囲を終わらせることを目標にして、先生にはビシバシやってもらいました。
井上先生
高2の3月くらいまでは毎日塾に来ていましたね。Mくん自身に危機感があったのが大きな理由だったと思います。
Mさん
塾に来たら、毎回atama+の確認テストをやって、正答率が低い単元はもう1回解き直しをしていました。苦手意識があった数学も、集中的にやって「これはいけそうだ」と手ごたえを感じました。
井上先生
入塾から2~3か月後の学校のテストで、数学はかなり上がりましたよね。他の科目も上がっていました。
Mさん
受験勉強の間、そこからより上げていく難しさを痛感しました。でも、高3になるまでに基礎的な部分を固められたのはよかったです。
2苦しい時も
自分のペースを守って学び続ける
繰り返し基礎に戻って学力をつける
井上先生
高3からは、2次試験向けの難しい問題の演習に移りました。
Mさん
この頃から、学校とatama+塾とスターバックスコーヒーを行き来して、気分転換しながら勉強するようになりました。
井上先生
気分転換がうまくいっていたのか、atama+塾では集中できている様子でした。夏からは共通テスト対策も並行して進めて、1日10時間を目標に勉強量も増えていきました。Mくんは計画を立てることにも積極的だったので、どの科目を何時間やるか一緒に考えて、優先順位付けはできていたと思います。1日10時間はしんどかったですか?
Mさん
しんどいということはなくて、静かに「やったるぞ」と思ってやっていました。やっぱり、周りの友人も勉強していたので。
井上先生
息抜きはどうしていましたか?
Mさん
人におすすめできる息抜き法ではないんですが……勉強に疲れたら、「さすがにやらなければ」と危機感が募るまで休んでいました(笑)。
井上先生
1週間来ないこともあったので、さすがに心配してLINEしたこともありました。でも必ず戻ってきてくれましたし、自分のペースも掴めていたので、そこまで心配はしていませんでしたよ。
井上先生
高3の夏から11月くらいまでは、ひたすら理解の穴を潰して学力を定着させていく時期でした。「完璧に理解したかな」と思ったのに数か月後に間違えてしまった単元を、もう一度やり直していく姿も多く見ていました。
Mさん
その繰り返しでしたね。この時期は、共通テストの過去問の点数が目標の8~9割に全然届かなくて、頑張るしかない状況でした。成績が下がったり、できない科目があったりしたら、とことん復習していました。
井上先生
いろんな形式の問題に対応できるようになりますから、繰り返すことは悪いことではありません。受験期間の後半は、焦りから応用問題に偏りがちになるので、ためらわず基礎に戻っていたのもよかったと思いますよ。
Mさん
「基礎ができれば応用はできる」と思っていたので、基礎は重点的にやるようにしていました。

歯学部への秘めた思い
井上先生
高3の11月頃に、志望校を正式に東京科学大学*の歯学部にしたいと話してくれました。歯科医師のお父様の姿から、歯科医として働くイメージは持っていましたか?
Mさん
洗い物や雑用といった父の手伝いを通して職場の雰囲気も知っていたので、イメージはしやすかったですね。
井上先生
志望校を決めるまで2週間くらい悩んでいましたよね。東京科学大学にした理由を改めて聞いてもいいですか?
Mさん
東京科学大学の前身の東京医科歯科大学は、歯科分野で日本一、世界でも第4位というのが大きな理由です。あと、父は私立でトップの歯科大学卒なんです。僕は私立の中高一貫校といういい環境に置かせてもらっていたので、「父より頑張らないと。じゃあ国公立を目指そう」という思いも多少ありました。
井上先生
秘めた思いがあったんですね。そして共通テストの1か月前の12月は、休み休みの受験勉強になりましたね。
Mさん
共通テストの直前は少しペースが乱れてしまって、休みながら勉強して、atama+塾にはたまに顔を出して、先生と進捗を話す感じでした。共通テストの類題演習や過去問をずっと解いて、穴があれば基礎に戻るのも変わらずやっていました。
井上先生
直前はどうしても緊張するので、ペースが多少崩れるのは珍しいことではありません。見守る立場としては、実力はしっかりついているので、試験会場に行ってくれさえすれば何とかなる、という心境でした。
*2024年10月に東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して東京科学大学になった。
3日本トップレベルの
歯学部で学ぶ
まだ1か月ある!
Mさん
共通テスト本番は模試より簡単に感じて、手ごたえがありました!
井上先生
得点は804点で、きっちり取ってくれました。ただ、ここからまた一山あったんですよね。
Mさん
実は、東京科学大学の過去問はこの時まで全然やっていなかったんです。
井上先生
11月に志望校を変えたので、致し方なかったと思いますよ。夏までは医学部の2次試験の勉強をしていて、秋以降は共通テストの勉強にシフトしていたので、歯学部の過去問にしっかり取り組むのがこのタイミングになったんですよね。
Mさん
2次試験は、英語と数学、物理と化学です。数学が本当に難しくて。
井上先生
英語も難しかったですよね。「まだ1か月あるから」と発破をかけていました。体調とメンタルのことも考えて無理強いはしませんでしたが、定期的に塾には来てほしいと伝えていました。
Mさん
3日に1回くらい来て、過去問を何年分やったか先生と共有しながら進めていました。
井上先生
共通テストもそうだったんですが、過去の合格者の平均点を見ながら「これぐらい取れるといいよね」とシミュレーションしていました。2次試験の直前のMくんは、緊張からか今まで見たことのないような表情をしていたのが心配でした。
Mさん
正直、勉強が手につきませんでした。前期がダメでも後期まで頑張ろう、とは考えられたんですけど、後期も不合格だった場合の未来が見えなくて。2次試験の2日前は魂が抜けたような状態で、完全休養して温泉に行きました。休んだのがよかったのか、東京に入ってからは元気を取り戻して、試験も手ごたえがありました。
井上先生
私もそれを聞いて安心しました。合格発表はどこで見たんですか?
Mさん
イオンモールで友だちと一緒に見ました。友だちと思いっきり喜び合いました!

応援してくれる人がいることが
力になる
井上先生
大学に入って、やりたいことはありますか?
Mさん
部活で弓道と、飲食店やカフェのアルバイトもやってみたいです。それから、東京科学大学は海外留学の制度も充実しているので、留学もしてみたいですね。
井上先生
やりたいことがたくさんあって楽しみですね! 受験期を振り返って、改めて感じることはありますか?
Mさん
僕は本当にマイペースな性格なので、atama+塾ではやるときはやる、休みたい時は休むというペースを崩さずに勉強できたのがよかったです。最初は希望通りビシバシ言ってくれて目標通りに進められたし、勉強場所のローテーションもすごく気分転換になっていました。atama+塾は校舎もきれいで、勉強しやすかったです。先生にもとても親身にしてもらいました。見てくれているなと感じられたからがんばろうと思えたし、自分を応援してくれる人がいることは、こんなにも支えになるものなんですね。
井上先生
それはよかったです。Mくんは、目標に向かって必要な分をやりきったことが合格に繋がったのではないかと思います。あとは、自分の得意不得意を認識した上で、重点的に伸ばすべきところを決める計画力ですね。できないところがあったら、焦らずに基礎に立ち返れたのも大事なポイントです。もう少し先の、大学卒業後の夢があれば聞かせてもらえますか?
Mさん
東京の歯科医院でいろいろ学んで、最終的には地元に帰ってきたいと思っています。父はまだ現役バリバリでやっていると思うので、別のクリニックを開業したいです。日本トップの歯学部で学ぶので、他ではできないことをやりたいですね。歯科医師は技術職ですが、僕は不器用なほうなので、せめて知識では負けないようにしたいと思います!
井上先生
最後に、これから受験する後輩たちにメッセージをお願いします!
Mさん
先生も言っていた通り、最後までやりきることは本当に大切だと思います。途中でやめてしまったら、叶うものも叶わないので、後悔のない受験をしてもらいたいです。
