東京大学 文科Ⅰ類 合格 Kさん

未来への挑戦ストーリー

【合格】東京大学文科Ⅰ類
Kさん × 中嶋先生

苦手な数学を徹底的に
やりこんで合格へ

東京大学を目指していたKさんは、数学の伸び悩みを打開したいという思いで、高2の秋に入塾しました。atama+塾では苦手な数学にとことん向き合い、東大理系出身の中嶋先生との面談で学習相談はもちろん、阪神タイガースの話題で息抜きをしていたようです。第一志望の東京大学文科Ⅰ類に合格し、今は政治学への関心をふくらませています。

東京大学文科Ⅰ類 合格 : Kさん

東京大学文科Ⅰ類 合格 : Kさん
入塾:高2の秋
高校:芝高等学校
部活・課外活動:テニス部

1埋もれている苦手を
atama+塾で掘り起こす

入塾前は、数学は
何をやっても伸びなかった

中嶋先生

Kくんは英語については最初からすごく得意でしたよね。数学は苦手だと聞きましたが、やるべきことさえ決めれば伸びていけそうだと思ったのが第一印象です。あとは、日々の面談では阪神タイガースの話もよくしましたね。

Kさん

タイガースの話は毎回、盛り上がりましたね。僕は父が奈良県出身で、幼い頃から帰省するたびに阪神ファンになるように教えを受けていました。

中嶋先生

僕も同じく教えを受けていました。父が兵庫生まれだったので。Kくんの入塾のきっかけは、お父さんのすすめだったんですよね。

Kさん

そうなんです、父にすすめられて。何をやっても数学が伸びなかった時期で、可能性があるものは何でも試してみようという心境でした。

中嶋先生

入塾時に、今までの学習範囲の抜けもれを確認するための「伸びしろ診断」を受けてもらいましたよね。

Kさん

思っていたより抜けもれがあって衝撃でしたが、同時に、「数学が伸びない原因」が分かってよかったとも思いましたね。

中嶋先生

入塾の時から、志望校は東大でしたよね。

Kさん

はい、東大を意識するきっかけは、高2秋のオープンキャンパスでした。その時に、東大の進振制度(進学振り分け。1・2年の成績をもとに3年以降の学部学科を決める)のことを知って、大学に入ってから将来のことを考える猶予があるのがいいなと思いました。

複合問題はatama+塾で
基礎を繰り返して対応

中嶋先生

入塾から半年経たないうちに、定期テストで成果が出るようになりましたね。

Kさん

そうなんです、今まで分からなかったところが分かる感覚を持てましたね。ただ、範囲が決まっているテストでは点数を取れるようになりましたが、複合問題にはまだまだ対応できませんでした。どこかに抜けもれがあるはずだと思い、中嶋先生との面談で一緒にデータを確認していましたね。

中嶋先生

それまでの学習の正答率を見ると、「ベクトルのここだけ特に苦手」というように、何を学習すれば伸びるのかが見えてきます。そこを集中的に、何度も復習しましたね。

Kさん

埋もれている苦手がデータによって明確になるのはatama+塾ならではで、すごいなと思いました。実際、苦手な分野を集中して学習することで、徐々に理解できるようになっていきました。

2基礎の積み重ねが
伸びにつながる

積み上げる感覚を
つかむまで時間が必要

中嶋先生

入塾した時に、「東大に合格するためには、数学の全単元を高3の5月までに全部終わらせよう」と約束をしましたね。そして、合格から逆算して立てた学習計画を、Kくんは遅れることなくやりきりましたね。数学の全単元を学習し終えた高3の5~6月に、Kくん自身が東大の問題に対応できる実感を持ち始めたように感じました。実際にその頃から東大模試や東大の過去問に、太刀打ちできるようになりましたね。

Kさん

そうですね、ただ、実際に解ける自信が湧くまで、もう少し時間が必要でした。基礎を徹底的に勉強していて、基礎が最重要だと理解しつつも、これが2次試験レベルの問題を解くためにつながっているのかが見えない不安もありました。

中嶋先生

そうですよね、不安ですよね。それで夏休みに東大の入試問題を解いて、今の学習が最終ゴールにつながっている確認もしましたね。

Kさん

あれはいい経験でした。もともと勉強習慣があったわけではないので、基礎からコツコツやるのは得意ではなかったです。2日がんばって1日がくんと勉強量が減る、というのを繰り返していましたが、重要性が理解できてからは、平日は1日5時間ぐらい、土日は10時間ぐらい勉強できるようにがんばりました。

秋の東大模試で念願のA判定

中嶋先生

東大模試は夏と秋に2回ずつあって、合計4回受けます。夏はB判定で、秋にA判定が出ましたね!

Kさん

A判定の時は大騒ぎしていました!

中嶋先生

勉強、特に英語と数学はすぐには結果が出ません。しかも最初は基礎ばかりだし、よく耐えてがんばったと思います。

Kさん

数学は、最初は本当に手も足も出ない感じだったのが、学習を続けるうちに不正解でも質が変わってきた感覚がありました。この時「すぐに結果が出なくても基礎を学習し続けて本当によかったな」と思ったことを覚えています。

3「これだけやった」と
思えるまで
やり込んで試験本番へ

合否はどちらに転んでも
おかしくなかった

Kさん

共通テストには「これだけやったのだから」と思って臨みましたが、当日は手が震えるほど緊張しました。

中嶋先生

試験本番は緊張しますよね。年末頃から、不安が大きくなっていったように見えました。2次試験の前も緊張していたので、「正しく実力を出せれば絶対受かるから体調管理だけは気をつけてね」という話をした記憶があります。

Kさん

そうでしたね、実際は2次試験の時は入試の雰囲気にだいぶ慣れてきていました。緊張はしなかったのですが、1日目の国語は、全然手ごたえがなく、数学もやはり難しくて……。

中嶋先生

でも、英語がある2日目が稼ぎどころだったから、そんなに焦ってはなかったよね。

Kさん

そうですね、もともと1日目はそこまでいい感触はないだろうと思っていたので、ダメージはそれほど大きくはなかったですね。ただ、2日目の得意のはずの英語がいつも通りできなかった時はさすがに焦りました。教室が大教室で、音質が厳しくてリスニングがほとんど聞こえませんでした。リスニングの配点は30点ありますが、下手したら0点かもしれないと思ったほどです。

中嶋先生

苗字が「か行」の人は大教室になるんですよね。

Kさん

受験票が来た段階で大教室だってわかっていたので覚悟はしていましたが、ここまでとは思ってませんでした。そんなこんなで、ギリギリ合格しているか落ちているか、どちらでも不思議ではなかったです。

中嶋先生

受かってよかったです。合格発表はどこで見たんですか?

Kさん

同じ沿線の友だちと、中間地点の公園で待ち合わせて一緒に見に行きました。

中嶋先生

僕はKくんの実力として受かるだろうなと思っていましたが、ドキドキしながら結果を待っていました。KくんからのLINEで「合格」の文字を見た時は、本当に嬉しかったですね。

政治学を勉強した先に未来を描きたい

中嶋先生

大学の授業はどうですか?興味のある授業など見つかりましたか?

Kさん

「現代と政治」という授業が面白いです。法学部の教授が週代わりで自分の研究に関する内容と現実の社会とをつなげた話をしてくれるんです。そこでは、ウクライナ情勢の話やアメリカ大統領選挙の話など、タイムリーな話も扱われるんですよね。

中嶋先生

研究と社会がつながる話は面白いですよね。Kくんが高校生の頃は、「将来の夢は弁護士」という話を聞いてましたが、大学に行って変化はありますか?

Kさん

大学生活を送る中で少し変化がありまして、「絶対に弁護士になりたい!」というより、「他の仕事も探してみよう」という気持ちがあり、白紙に戻った感覚です。弁護士になることも考えているので、法科大学院に進むことも考えていますが、今からじっくり迷いながら決めようと思っています。

中嶋先生

刺激を受けて変化があるのもいいですよね。ちなみに、法律や弁護士に興味を持ったきっかけがありましたか?

Kさん

もともと本が好きで、特に本から感じる言葉の力が好きだったんです。法律という世界は、基本的に全部言葉で成り立っていて、かつ基本的には例外なく社会を包括できるようにつくられています。そこに魅力を感じたことがきっかけです。

中嶋先生

そうだったんですね。そして、法律の中でも国際法に関心がありましたよね。実際に勉強してみてどうですか?

Kさん

勉強する対象としては法学も面白いんですが、政治学のほうがより面白く感じています。でも、政治学を勉強した先に何があるのかは、まだよくわかりません。理論だけで終わらず、それを使って実社会で何かしたいと思っています。

中嶋先生

政治学に興味を持ち始めたんですね。東京大学では、3年生になる時に自分が進む学部を選べますよね。今は本当にやりたいことをゆっくり考えられる時期だと思うので、たくさんアンテナを張って未来を広げてくださいね。

※atama+ オンライン塾の卒業生。atama+ オンライン塾ではatama+塾と同様に「プロのパーソナル管理×AI×定額制」の個別指導サービスを提供しています。